Ｈ27.02.03　育児休業に関する助成金の新設 | 中丸剛社会保険労務士事務所

今月（2月1日）から育児休業に関する両立支援等助成金に
新しいコースが新設されました。

その名も「育休復帰支援プランコース」（最高60万円）

対象となる事業主は、従業員の育児休業取得、職場復帰を円滑に
行うために、育休復帰支援プランを作成し、そのプランに基づき、
従業員に育児休業を取得させ、また復帰後に継続して雇用した
中小事業主が対象となります。

具体的には
❶育休取得時⇒30万円
　「育休復帰プランナー」の支援のもと、育休復帰支援プランを作成し、
　プランに基づき育休取得予定者と面談等を実施したうえで、
　3ヶ月以上の育児休業を取得した場合

➋職場復帰時⇒30万円
　育休復帰支援プランに基づき、育児休業中の従業員に対し、
　情報提供等の支援を行い、職復帰前、復帰後の面談を実施した
　うえで当該従業員が職場復帰後6ヶ月以上雇用された場合

その他の具体的な要件となるは、
　●「育休復帰支援プランナー」の支援のもと、育休復帰支援プラン
　　を作成すること
　●一般事業主行動計画を策定、公表し、従業員に周知していること

　※今年度は全国で300社限定の制度で、受付期間も2月中の1ヶ月間だけです。
　　現在妊娠中の従業員や育児休業取得予定のある従業員がいる中小企業にとっては
　　有効に活用できる制度です。

育休復帰を促進するには、俗人化している業務を洗い出し、仕事の取捨選択を行ったり、
多能工化、仕事の見える化を計画、実施していく必要があります。
育児休業の為だけでなく、全体的な業務改善へとつながるような仕組みづくりの
きっかけにも効果的ですので検討してみてはいかがでしょうか。