H27.03.03　就業規則 | 中丸剛社会保険労務士事務所

今年も早くも2ヶ月が経過し、新年度まであと1ヶ月を切りました。

先月末にも新年度から計画する中小企業労働環境向上助成金と

キャリアアップ助成金の計画届を提出してきました。

やはり、新しい計画を立てるのは年度を区切りにしている会社が多いのと

労働環境向上助成金の制度変更予定のためか、窓口は非常に混雑していました。

助成金申請では従業員の待遇改善を目的にするものが多いため、

就業規則の改訂が伴うことが多くあります。

そのため、当事務所も依頼をいただいた事業主様から就業規則を

預かり内容を精査するのですが、そこで意外と多いのが

就業規則がないという会社です。

労働基準法では10名以上の労働者を雇用する事業所では

就業規則の作成と届出が義務付けられていますが、

20名ほどの従業員を雇っている会社でも規定がないケースがあります。

就業規則は法律で定められているから、「そろそろ10名超えるし作成しなくては…」

という社長さんもいますが、（社労士でもいますが…）

私は従業員を１人でも雇う以上、会社のルールは定めておく必要があると考えています。

昨今では様々な労働問題が話題になっていますが、就業規則はそういったトラブルを

未然に防ぐ、会社のルールブックです。

最近ではいろいろな情報が氾濫しているため、従業員が法律を都合のいいように解釈し

無用なトラブルへと発展するケースが増えています。

会社のルールを明確に定め、会社と従業員が共通認識をもって、働ける環境を

作るためにも、就業規則の作成をお勧めします。